威嚇猫サイクル (バトルレジェンド2019使用構築)

みなさんこんにちは、

 

2020年10月16日から2020年10月19日にかけて開催されたインターネット大会「バトルレジェンド」にて初の大会最終順位3桁(最終668位、瞬間最高265位)を取ることができたので記念に使用していたパーティとどんな事を考えながらパーティを作って、動かしたかを残しておこうと思います。

 

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構築の経緯

長いので読み飛ばしてもらって結構です。

 

禁止伝説及び幻のポケモンが1匹だけ使用可能なルールということで、まずこのルールで使用率が高そうなポケモンを考えるところから始めました。

 

まず浮かんだ組み合わせとしてはソルガレオ+イエッサンやミュウツー+イエッサンのようにサイコフィールドを貼ってワイドフォースなどの強力なエスパー技で攻めるようなパーティがありました。

 

またザシアンも基礎ステータスの高さやきょじゅうざんがダイマックスに与える圧力などから多く見られるだろうと予想しました。

 

そこで私はルナアーラを禁止枠として使用することにしました。ルナアーラはタイプ的にサイコフィールド主体のパーティに強く、ねこだましも無効であることから環境と相性が良いと」感じたからです。

 

悪タイプはエスパー技を無効かつ抜群を取れることから必須であり、サイコフィールドを書き換えられるフィールド要因も必要であると考えました。またダイマックスへの強さから多くいることが予想させるザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナは仕様上ダイマックスをすることが出来ないためねこだましで確実にひるませることができます。よってパーティにねこだましを多めに搭載し、サイクルを回してガラル伝説をなるべく動かさずに撃破することを目標としたパーティを作りました。

 

当初は追い風要員としてファイアローを入れていましたが、追い風でザシアン等の高速ポケモンの上を取ってもファイアロー自体はほとんど攻めることができないため、より攻的圧力を高めるためにザシアンの上を取り、撃破することが可能なスカーフリザードンへと変えました。

 

 

個別解説

ルナアーラ (ファントムガード)

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ひかえめ@ナモのみ

243-x-120-198-127-117

H244 B84 C180

 

シャドーレイ

ワイドフォース

トリックルーム

まもる

 

H:奇数最大値

B:余り

C:H4振りザシアンを確2

 

当初はCS振りでしたが、Sが高いことの恩恵をあまり感じなかった事とトリックルームを打つ事が多かった事などから防御寄りの個体へと変えました。タイプ一致技としてシャドーレイとワイドフォース。ワイドフォースはサイコフィールドが残っている際に打つと強かったです。トリックルームは最初から狙うのではなく、終盤にSが抜かれている場合などに打つのが強かったです。まもるはほぼ使わなかったので悪タイプに打点が持てるムーンフォースマジカルシャインの方が良かったと思います。

 

 

ワルビアル (いかく)

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いじっぱり@いのちのたま

193-185-101-x-99-113

H180 A252 B6 D68 S4

 

10まんばりき

DDラリアット

いわなだれ

まもる

 

A:特化、ほとんどのザシアンをダイアースで確1

H220振りザシアンまで10万馬力で確1

無振りダイマックスミュウツーをダイアークで低乱数(25%)1

残りはHDベース

 

この構築のダイマックスエースであり、ほぼ毎試合ダイマックスさせました。いかく+地面タイプでザシアンに対して強く、エスパー軸にも圧力をかけていくことができます。タイプ一致技として地震ではなく10万馬力を採用したのはグラスフィールドとの相性が悪くなるのと地震だと非ダイマックス時にザシアンを確定で落とせなくなるからです。いわなだれは飛行タイプを呼びやすいことから刺さる場面が多かったです。

 

 

ガオガエン (いかく)

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わんぱく@フィラのみ

201-148-132-x-121-81

H244 A100 B76 D84 S4

 

DDラリアット

フレアドライブ

ねこだまし

すてゼリフ

 

H:3nの最大値

B:A特化ザシアンのインファイト確定耐え

A:無振りザシアンをフレアドライブで乱数1発(37.5%)

D:余り

 

ねこだましといかくがある事が採用理由です。悪と炎という複合タイプはエスパー軸にもザシアンにも強く、またルナアーラにも強いためこの環境においては総じて非常に優秀なポケモンだと思います。交代技をとんぼ返りとすてゼリフで迷いましたが、Aにあまり個体値を振っていないことと伝説ありの環境では火力が高いと考えられることから相手の火力を削げるすてゼリフを採用しました。

 

 

ゴリランダー (グラスメイカー)

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いじっぱり@とつげきチョッキ

193-180-113-x-96-125

H140 A148 B20 D44 S156

 

ドラムアタック

グラススライダー

ねこだまし

はたきおとす

 

A:HB特化トリトドンに対してドラムアタックで確1

D:無補正C252ミュウツーのダイアイス確定耐え

S:最速バンギ抜き

 

フィールド書き換え要員であり、ねこだましによる味方のサポートとグラスフィールド+グラススライダーによる先制効果力が非常に強力なポケモンです。個体は前にランクマッチで使っていたものを流用しました。S個体値を29にして実数値を無振りイエッサン♀-1にする事で同時に出した場合でもフィールドを取れるようにする事も考えましたが、イエッサンソルガレオやイエッサンミュウツーに対してはガオガエンワルビアルを先発で出すので必要ないという結論に至りました。

 

 

コジョンド (せいしんりょく)

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ようき@きあいのタスキ

141-177-80-x-80-172

H4 A252 S252

 

インファイト

はたきおとす

いわなだれ

ねこだまし

 

A:H252振りガオガエンインファイトで高乱数(87.5)1発

S:最速

 

パーティ全体が威嚇持ちの悪タイプに弱く、それらに対する回答が欲しかったため威嚇が無効の格闘タイプを探しました。この条件に該当するポケモンはネギガナイト、ゴロンダエビワラー、ナゲキ、ダゲキルカリオコジョンドがいます。このうちねこだましを使えてさらに相手のねこだましを無効化できるポケモンエビワラーコジョンドのみです。今回はSが高い方が相手のポケモンを上から処理できる可能性が上がると考え、コジョンドを採用しました。ちなみに技を変え忘れてインファイトがきあいパンチの状態で大会に出てしまったのは内緒です()

 

 

リザードン (サンパワー)

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ひかえめ@こだわりスカーフ

154-x-98-177-105-152

H4 C252 S252

 

ねっぷう

オーバーヒート

ソーラービーム

エアスラッシュ

 

C:D4振りザシアンに対して熱風で62.2〜75.4%

オーバーヒートで114.9〜136.5%

無補正H252D132振りモロバレルまでオーバーヒートで確1

S:準速

 

先述したようにこの枠は元々ファイアローでしたがより圧力をかけるためにリザードンを採用しました。基本的に熱風で相手のポケモンのhpを削っていきます。仮想敵であるザシアンに対してはダブルダメージの熱風が確定2発なのでオーバーヒートを狙っていきたいです。コータスに対して打点がないのが勿体なかったので熱砂の大地を入れたほうが良かったと思います。

 

 

簡単な立ち回り

基本選出は先発ワルビアル&ガオガエン+後発ルナアーラとゴリランダーです。ねこだましをうまく通してワルビアルで積極的に圧力をかけていきましょう。終盤は残ったポケモンルナアーラトリックルームを貼ったり、そのまま2体とも動かしたりなどして倒していきましょう。相手にガオガエンなど処理が難しそうな悪タイプがいる場合はコジョンドを先発させ、ザシアンがいる場合はリザードンワルビアルどちらの方が刺さりそうかで先発を決めます。選ばなかった方は裏に置いておくのがいいと思います。

 

 

注意したいポケモン

負けん気、勝気

威嚇が多いので選出される事が多いです。特にルナアーラが全く触れられないタチフサグマやワルビアルガオガエンのどちらにも強いミロカロスは気をつけましょう。タチフサグマにはコジョンドミロカロスにはゴリランダーをうまく使って早めに倒したいです。

 

悪ウーラオス

一歩間違えるとパーティが壊滅しかねません。特にルナアーラムーンフォースを調整段階で切ってしまったためこのポケモンに対する明確な処理ルートが消えてしまいました。

 

ガオガエン

物理主体のパーティなので威嚇が刺さります。またルナアーラと対面させたくないポケモンなので相手が使用している場合は常に処理ルートを意識しておきたいです。

 

 

最後に

バトルチームロックする前に技の確認はしようね…